光の国専用
(鍵付き記事のパス:「地球平和連合」の略称)
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VDネタが、糖度0の怖い初代様だけ。ってのもなんなので、輸入食品系のお店で見かけたものを元に
科技局の職員にとって、所長の所にお揃いのマグカップを持ってとてとてやってくるツインテっ子は、特に珍しい光景では無い。
そして、その中身が明らかな悪ふざけの産物でなさそうなら、持って来た当人が淹れたインスタントコーヒーだろうが、某コーヒー狂の長兄の「今日のオススメ」だろうが、所長は気にせずに飲む。
加えて今日は2/14である。
てことは、あのカップの中身は、ベタにココアとかホットチョコだったりするのかなぁ。いや、でもあの子は、そういう回りくどいことするタイプじゃないか。
そんな職員達とメビウスの視線を密かに集めながら、ヒカリが口にしたカップの中身は、一見ただのカフェオレっぽかったが……
「美味しい? ヒカリ」
「不味くはないが、これは何だ。コーヒー、だよな?」
「えっと、ホットミルクにインスタントコーヒーとチョコレートパウダーを溶いた、カフェモカだよ」
「誰から教わった」
インスタントコーヒーを使っているということは、ゾフィーが教えたんではないだろうが、メビウスの独学とは考えにくいと思ったヒカリが尋ねると、「ダイナさんにだよ」という、予想外の答えが返ってきた。
「ダイナさんが、お店のポップで見て、チョコレートパウダーを缶で買ったから。って分けてくれて教えてくれたんだ」
「……そうか」
バレンタインデーの特設コーナーでは無いにしても、この時期にチョコレート関連の物を買うのは、だいぶ勇気や度胸が要るだろうが、多分アイツのことだから気付いてないんだろうな。
2口目を飲みつつヒカリはそう思ったが、割とばっちりバレンタイン商品で、ティガ(とガイアとアグル)に供した余りをメビウスが分けてもらったので、ガイア経由で思い切りユリアン達にも伝わってネタにされていた。しかし、書類を届けに来たマンや、遊びに来たゼロ達にもフツーに供していたので、本人的には
「折角だし、たまにゃ面白いかと思った」
程度のことだったとか。
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